歩き人たかちです(@takachi_aiina)。
教科書通りから始まり、試行錯誤してきた"登山(特にテント泊)のパッキング"。
行程が長い縦走やロングトレイル、雨のテント泊を経験する中で"設営・撤収を少しでも早く(簡単に)したい"と思い、ブラッシュアップしてきました。
今回は、パッキングの基本とマイルール、アイテムごとのパッキング術(コツ)についてまとめました。
\ テント泊で使用するザックは2種類 /
初めてのロングトレイルで怒られた

私が初めて"撤収(片付け)"を意識したのは、学生の頃歩いたスペイン「カミーノ巡礼」。アウトドア経験はまだ浅く、初めてのロングトレイルでした。
初日の宿で、就寝前に急いでベッド周辺に散乱した自分の荷物(ビニール袋系)をガサガサしていると、近くのベッドから「Shut up !!!」と怒号が飛んできました。
翌日からは、宿に到着したらすぐ荷物を整理。朝は、"いかに静かに素早く準備するか"を試行錯誤。
この経験が"パッキング"を考えた原点。私の場合、"人に迷惑をかけないため"から始まりました。
パッキング術は登山を楽しむために身につける(安全登山)
パッキングを疎かにすると以下のような不具合が生じます。
■ザックが揺れる(体幹がブレる)
■歩行のバランスを崩す(転滑落のリスク)
■必要なアイテムを取り出しづらい(緊急時困る)
■休憩時間が減る(体力消耗・集中力低下)
パッキングは体への負担を減らし、歩行を安定させて安全に登山を遂行するために大事な技術。
パッキングが適当だと体力や時間が無駄に消費されて疲弊し、楽しむ余裕がなくなります。
「体がらく」「余裕がある」登山は"楽しい"という感情に繋がるので、"パッキング術を身につけることは登山を楽しむための技術"でもあります。
パッキングの基礎知識とポイント
まずはパッキングの基礎知識とポイントを押さえ、その上で自分にとってベストなパッキングを追求。
最低限のポイント2つ
①重いものは背中側
②使用頻度が高いものは上部
重いものは背中側
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パッキングの一番のポイント(基本)は"重いものを背中側に配置"すること。
ザックの重心(荷重)を体の重心に寄せることで、ブレが少なくなり歩行が安定します。
逆に、ザックの重心が体の重心から離れるほど体が振られやすくなり、バランスが取りづらくなります。結果、重さやバランスを支えるためのエネルギーを消費するので、無駄に疲弊してしまう。
ザックの重心を上の方にすることで荷重が腰に乗り、体幹に余計な負担をかけずに済みます。
体感的にも、ザックと体の重心が近いほど荷物は軽く感じます。
息子がベビーキャリアデビューしましたが、通常の10kgとベビーキャリアの10kgは明らかに違う。
息子が座る位置は背中から少し離れているので重心が後ろに持っていかれやすく(背中にぴったりは構造的に無理)、実重量+3kgくらいの体感です。
使用頻度が高いものは上部
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使用頻度が高いものと、怪我や悪天候など緊急時に使うものは"取り出しやすさ"を考慮して上部に配置します。
特に怪我の場合、他人にファーストエイドキットを出してもらう可能性もあるため、"他人でもわかるポーチと場所"が重要。
ザックを4分割で考える
上記のポイントを踏まえた上で、ザックを大きく4分割にしてパッキングします。ザックの形状や大きさはさまざまですが、基本はすべて同じ。

①上部
②背面内側
③背面外側
④下部
①上部
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上部には、"行動中の使用頻度が高い&緊急時に使うもの"を配置。取り出しやすさ、を考慮します。
\ たとえば /
■行動食
■サングラス
■雨具
■ファーストエイドキット
■ヘッドランプ
■地図&コンパス
■防寒具
②背面内側
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背面内側は体の重心とザックの重心が合いやすい場所なので、"最も重いもの"を配置。特に"背中の中心~肩甲骨の間"がベスト。
水は最も重いので、どのザックもハイドレーションを入れるポケットは背面内側に配置されています。
\ たとえば /
■ウォーターパック(予備の水)
■食料(行動食以外)
■テント(重量による)
■燃料(火器類)
■電子機器類(20000mAhなど重量がある場合)
③背面外側
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背面外側は背中(重心)から離れるので、"行動中使う可能性がある軽いもの"を配置。
外側に重いものを配置すると外側に引っ張られて重く感じます。重いものは真ん中ではなく、"重いものは背中"と覚え、内側と外側に分けます。
私は、上部の荷物の中で優先度が低い&軽いものを"隙間埋め要因"として背面外側に配置することが多いです。
\ たとえば /
■防寒具(天候次第)
■トイレットペーパー系
■ゴミ
④下部
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下部には、"使用頻度が低くて軽いもの"を配置。
テント場到着後に使う水(水場がない場合)などを、行動中は使わないからと下部に配置すると体に負担がかかります。
\ たとえば /
■寝袋
■インナーシーツ
■行動中不要な衣類
■洗面用具
■サンダル
左右のバランスを均等にする
下部から順にパッキングするとき、"各スペースで左右のバランスを均等にする"ことも大切。
たとえば、"重量がある電子機器類は端に縦入れではなく中央で横(平ら)にする"といった一工夫。
片側に重さが偏ると「右肩が痛い」「歩行が不安定」などの不調が出やすいです。
サイドポケットにボトルを入れるときも、1Lのボトルを片側だけに入れるよりも500mlに分けて左右に入れた方がバランスを保てます。
テント泊登山のパッキングの「マイルール」
■スタッフバッグは最小限
■縦入れではなく"横に広げる"
■4分割+設営・撤収のしやすさを優先
■防水対策は中で行う
スタッフバッグは最小限
私は、寝袋もレインウェアもスタッフバッグに入れるのをやめました(詳細は後述)。
パッキングで重要なことは"隙間をつくらない"こと。
パッキング術的な本には「隙間をつくらないためにスタッフバッグで小分けにする」という記述が多いですが、個人的には"スタッフバッグを使うと隙間ができやすい"と感じます。
パズルのようにスタッフバッグを何個も詰め込むこと自体面倒だし、小さな隙間ができがち。そもそも、小分けにするのがめんどくさい。
自称「仕分け魔」の友人は、"仕分けすぎて何がどこにあるかわからない"状態になっており、「本末転倒」と自分で言っていました。
仕分ける、探す作業(ジッパーの開閉も含め)は意外と時間がかかるので、スタッフバッグは最小限。
寝袋やエアマット、レインウェアなどの付属のスタッフバッグは余裕がないものが多く入れにくいので(購入時の状態にするのは困難)、使う場合は余裕があるものに替えることをおすすめします。
スタッフバッグも塵も積もれば重くなるので、最小限にすると軽量化にも繋がります。
縦入れではなく"横に広げる"
「スタッフバッグは縦に入れたほうが隙間ができにくく見つけやすい」ということも本で学びましたが、私は"横に広げて(平らにして)上から押し潰す(隙間をなくす)"という結論に至りました。
特に寝袋や衣類など、かさばる&潰しやすいものは平らにして押し潰します。
平らに広げることで"左右の重量のバランスが取りやすく、ザックの形も整いやすい"と感じています。
設営・撤収のしやすさを優先
パッキングの配置は、"設営・撤収をいかに早く(簡単に)できるか"を優先。
初めてのテント泊(Myテントで)の翌朝、雨の中の慣れない撤収に疲弊しました。ザックの中はぐちゃぐちゃだった記憶。
私の場合、"パッキングの歴史=設営・撤収の歴史"といっても過言ではありません。すべては「めんどくさい」と思わない快適で楽しいテント泊のため。
防水対策は中で行う
防水対策は中で完結させています(レインカバーは基本的に不使用)。
\ 登山の防水対策 /
①レインカバー
②防水のスタッフバッグで小分けに防水
③インナーパックで一括防水
登山の防水対策は上記3つの方法があり、①+③、あるいは②+③の組み合わせが一番効果的。
レインカバーだけでは、カバーで覆えない全面のパーツ(ショルダーハーネスやウエストベルト)や背面からじわじわと浸みて中が濡れます。
私は③を基本にして、電子機器など水濡れNGのものはジップロックで2重防水。ジップロックは透明で中身が見える、コスパが良い防水アイテムです。
100円ショップなどの安物はビニールが薄くて何度か使用すると穴が空くので、本物が一番。
山小屋泊では迷惑なのでレインカバーを使いますが、テント泊は自分だけの空間なので使いません。レインカバーを使ってもザックは多少なりとも濡れるので、どっちでもいいやと思いやめました。
レインカバーのメリットは、"濡れた地面にザックを置きやすい"ことなので、快適性を優先するなら使用をおすすめします。
中身の一括防水は"ゴミ袋"を使用。種類が豊富でサイズを選びやすく軽量。音が控えめのものを使用しています。
完全防水にはなりませんが(上部の閉め方次第)、4ヶ月間のニュージーランド3000kmのロングトレイルでも問題ありませんでした。
私は、耐久性を考慮して「極厚 0.08mm」を購入しましたが、半分程度の厚さで十分ではないかと思います(2ヶ月間毎日使用しても1mmも破れませんでしたが)。
\「テ・アラロア」について /

ゴミ袋のデメリットは、"ザックより幅広い(無駄)"こと。ザック程度の幅で縦長の袋だと収まりがいいです。
ニュージーランドで購入したインナーパックは縦長で良いですが、分厚いのがデメリット。もう少し薄かったら予備を購入して帰国したかった。
パッキング順に紹介!アイテムごとの【パッキング術】
私が実際にパッキングする、下部→背面内側→背面外側→上部→外ポケットの順番で、アイテムごとのパッキング術(コツ)を紹介します。
テントマット

テントマットは主に、"クローズドセル&ロール式"を使用し、ザックの中に収納します。

ロール式はザックの中に収納しやすい&背面パッド代わりになるため、背面パッドがないor取り外し可能なザックと相性が良いです。
私は、休憩時にマットを使わないので中に収納。登山道での引っかかりがなく、ちぎれ(抉れ)も発生しにくいので長持ちします。
愛用品は、サーマレスト「リッジレストクラシック」。ULのマットは耐久性が悪く、結局サーマレスト。マットの変遷については、以下の記事をご覧ください。
\「テントマット」についてはこちら /

マットを入れたあと、内側に防水対策のゴミ袋(インナーパック)を設置。マットは保水しにくいので、濡れは気にしていません。

最初は横や縦に外付けしていましたが、マット&背面パッドの2役の使い方が自分には合っていました。帰宅後にメンテナンスするものが減る点もメリット。
寝袋
寝袋は、"ザックの一番下で上からどんどん押し潰す"。

寝袋は行動中使わない&軽いので下部の配置が基本ですが、私はスタッフバッグには入れずそのまま突っ込み、上に重ねる荷物で押し潰します。
スタッフバッグを使うと撤収に時間がかかるし、付属のスタッフバッグは特にギチギチで硬くなるので隙間ができやすい。
寝袋は一番潰しやすい(潰れる)アイテムなので、それを活かせるパッキングがこの方法だと思います。
スタッフバッグをさらに小さくするためのコンプレッションアイテムもありますが、重量も手間も増えるので、寝袋を直接入れる(スタッフバックを使わない)ことに抵抗がなければ、押し潰し作戦がおすすめ。
スタッフバッグを使う場合のちょっとしたコツは、足元から押し込むと(頭の部分は最後)空気が抜けやすいです。
\「寝袋」についてはこちら /
インナーシーツ

インナーシーツもスタッフバッグには入れず、寝袋の中に入れた状態で一緒に押し潰します(空気が抜けやすいよう、寝袋の足元のジッパーは開けておく)。
使うタイミングが同じなので、一緒にしておけば探す手間も、準備の手間もない。
インナーシーツはコロナきっかけで使い始めましたが、寝袋が汚れにくく、素材によっては気持ちがよいので睡眠の質が上がっている印象。
保温性を上げられるし、標高が低くて暑いキャンプ場(前泊や登山基地で利用するとき)ではシーツ単体で寝ることもあり、必需品ではありませんが重宝しています。
皮脂が寝袋に直接触れず、ダウンのふわふわ感が長く持続するので、寝袋の使用頻度が高い人にはおすすめのアイテム。
肌触りや寝心地など快適性を優先させるなら"シルク素材"がおすすめです。
\「インナーシーツ」についてはこちら /
衣類(行動中使わないもの)

衣類はスタッフバッグに入れますが、形は平らな"横型"を愛用。
横型は上から圧縮しやすく、無駄な隙間ができにくいので気に入っています。
愛用は、ラストフロンティアデザイン「Ultra Light Square Sack 8L」。

軽量で、愛用ザックのif you have「hug」の空間(大きさ)にぴったりで使いやすいです。
\「スタッフバッグ」についてはこちら /
旅行用の圧縮袋を使う人もいますが、空気を抜く作業が面倒。抜いたあと、行動中使う衣類を出し忘れた・・・となると絶望。
山の場合、しっかり空気を抜いて閉めないと気圧で膨みやすいことがデメリット。袋に空気が残っていたり、膨らんでしまうと無駄な空間ができるので、山向きではないと個人的には感じます。
ちなみに、防寒着はメンテナンスがらくで行動中も着られる化繊ジャケットを使う機会が多いですが、ダウンの場合インナーシーツとともに寝袋に入れおくこともあります(その方が潰れる印象)。
\「化繊ジャケット」について /
サンダル
サンダルは、下部か背面外側で隙間を埋める役割が多いです。

ソール合わせで外ポケットに入れる人も多いですが、地面が濡れていると砂や小石がつきやすく、ポケット内がジャリジャリするのが嫌なのでスタッフバッグかビニール袋に入れています。
テント場に着いたらすぐ靴を脱ぎたい!という方はサイドポットが最適だと思います。
\ 超リピート!モンベル「ソックオンサンダル」/
バーナー・クッカー類

バーナー&クッカーの火器・食器類は山行によってパッキングの位置が多少変わります。
行動中使わない場合は背面内側の下の方、昼食や珈琲で使う場合は背面内側の上の方。
背面内側は予備の水や食料など他の重量物を優先するため、それらの荷物次第。臨機応変に対応。

火器類の重量は"燃料 "次第。ガス缶は泊数によって110か250を選択(大抵110)。固形燃料で軽量化することもあります。
クッカーやガス缶を背中側に配置すると丸みや凸凹で背負い心地が悪くなることもあるので、シェラカップの持ち手が背中面に当たらないようにしたり、何かクッションになるものを挟むなどの工夫を。
ちなみにクッカーは、"ガス缶をスタッキングできるか"を考慮して揃えると場所を取りません。
火器類に関しては"シンデレラフィット"を追求しているハイカーが多いので、調べるといろいろ情報を得られます。

私はコーヒー用のカップを持ちたいので、クッカーに入るサイズを使用。その中にバーナーやコーヒー豆、スプーンなどを入れて隙間を埋めます。
そのため、ガス缶をスタッキングすることは多くありません(コーヒーを持たないときだけ)。

コーヒーが大好きなので、豆とコーヒーミルをいつも持参。豆は、1泊ならモンベル「ミニクリアボトル 50ml」で携行。ちょうど一人前(15~20g)が入る大きさです。2泊以上ならジップロックを使用。
無印良品のインスタント飲料の粉を入れて持ち歩くこともあります。食料品OKのボトルで、登山で重宝しているミニアイテム。
\ コーヒー好きハイカーにおすすめ /
ちなみに、食べるアイテムは箸とスプーンに落ち着きました。スポークなどいろいろ試しましたが、結局箸が万能。割りばしを短めにカットしています。
スプーンは無印良品「シリコーンミニスプーン(廃盤)」。カレーやスープを綺麗に食べてゴミを減らす目的もあります。シリコーンスプーン、めちゃくちゃ便利です。
\ 登山の「無印良品」はこちら /
食料(当日の行動食・昼食以外)
食料も多少変動しますが、無印良品のカレーやご飯にかける系を持つことが多いので、"重い"部類で背面内側の配置が多め。
自炊と小屋食の割合、ごはんとラーメンどちらが中心か、などで変動します。

食料はジップロックにまとめ、空気が抜けるよう、少し開けた状態でパッキング。
ゴミは最低限になるよう、不要な包装は予め捨てます。
スープなど、個包装のフリーズドライは外装を捨て、ラップに包むorジップロックにまとめる(持参する個数による)。

カップラーメンやカレーメシは「アイラップ」に入れる。湯銭ができる調理用の袋なので、クッカーに袋ごと入れてお湯を注ぎます。クッカーを汚さず、コスパが良いアイテムです。
\ 登山の「Amazon」アイテム /

行動食の包装も、ジップロックタイプのものは上を切った状態で。グミは、複数持つ場合はジップロックにまとめます。
山では、「味が混ざる」「粉々になる」などはもはや当たり前(気にしない)。ジップロックがとにかく便利です。
ただ、無印良品のバームクーヘンは形を保ちたいのでそのまま。ストイックな方は、押しつぶした状態で持っています。
予備の水
水は一番重いので、優先的に背面内側。
途中で汲む場合は、ウォーターボトル(プラティパスを使用)を上部や外ポケットなど取り出しやすい場所に入れておきます。
予備の水は基本的にザックの中ですが、左右の重さを均等にするため、あえてサイドポケットに入れることもあります(行動中の水はサイドポケット)。
1Lのボトルを片方に入れるより、500mlのボトルを左右で分けたほうがバランスはよい。

ボトルを失くす(落とす)、破損する可能性もあるのでリスク回避で2つ以上持つと安心です。
*北アルプス4泊5日の縦走で2日目に2Lのプラティパスを破損した経験から、大きくても1L&最低2つ以上持つようになりました
レインウェア(&行動中の衣類)
山の天気は変わりやすいのでレインウェアやウィンドシェルは上部、あるいは外ポケットに配置。
雨予報の場合は外ポケットに入れて、スピーディーに取り出せるようにしています。

天候が比較的安定する予報なら、上部寄りの場所で隙間を埋める役割になることも。

スタッフバッグには入れず、ジャケットのフードにパンツを入れて一緒に包みます(レインカバーを使う場合はレインカバーに包む)。

スタッフバッグに入れるとある程度形や大きさが決まってしまいますが、フードに包むと平らにする、細く丸めるなど柔軟性があり隙間に合わせやすい。
また、フードやレインカバーに包むメリットは"雨具セット"になること。個々のスタッフバッグを探す手間がありません(レインカバーがない!をよくやっていた)。
寝袋同様、付属のスタッフバッグは小さめなので使う場合は余裕があるもの&ジャケットとパンツ両方入ると便利です。
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頻度が高い&緊急時に使うもの

行動食や使用頻度が高いもの、ヘッドランプやファーストエイドキットなど緊急時に使うものは上部、あるいは外ポケットに配置。

ファーストエイドキット以外は、一つのスタッフバッグ(orジップロック)にまとめることが多いです。
行程の長さや水汲みの関係で、モバイルバッテリーや浄水器を入れることも。翌日必要なものを前日に準備しています。

電子機器類はジップロックに入れて2重防水。
ケーブルはタイプを揃えるのが一番。ヘッドランプを買い替えるときなどは要チェック(iPhoneのライトニングが一番面倒)。
\「ヘッドランプ」についてはこちら /
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テント

私は、テントのパッキングは教科書から大きく外れ、"外ポケット (サイドポケット)"に配置することが多いです。
理由は、"設営・撤収がらく"だから。
テントの撤収で一番嫌(面倒)だったことは、"テントをパッキングするために、テントより上の荷物をいったん外に出す"こと。
テントより上の荷物の"パッキング待ち"が非効率だと感じました(初めての撤収が雨だったので余計に)。
テント場でも、最初に必要なギアはテント。設営のために上部の荷物を出さなければならないのも非効率。雨のときは出したくないし。

加えて、高温多湿の日本では結露が当たり前なので、びしょ濡れのテントをザックの中央付近に配置するのも嫌。休憩中に乾かしたくても取り出しづらい。
設営・撤収を第一に考えると、"テント内で他の荷物のパッキングを終えた状態で撤収する"が一番効率的だと思い、サイドポケット(あるいは外付け)という結論になりました。

グランドシートの上にスタッフバッグを並べる人もいれば、ザック周辺に散らばっている人もいますが、"入れ忘れ"のリスクもあります。
実際入れ忘れたまま出発している人(隣の人が追いかけていた)や、パッキングを一通り終えてから気がついて絶望している人も見かけます。
テント内で入れ忘れている分には撤収時に気がつくので、紛失のリスクが低い。気がつかなくても失くさない確率が高い(サングラスがないと思ったらテントの小物ポケットに入っていた)。
現在はダブルウォールでも1kg前後の軽いモデルが多いので、左右のバランスが取れていればサイドポケットでも上部でも、問題ないと個人的には感じます。
むしろ、私はサイドポケットに1Lボトルを入れるので、テントを反対側に入れることでバランスが取れる(ハイドレーションは使わない)。
ザックに入れる場合も、上部なら濡れたテントをインナーパックの外側に配置できるので、他の荷物を濡らさない安心感もあります。
出典:OGAWAND
テントのスタッフバッグも、付属のものに余裕がなければゆとりあるものへの買い替えがおすすめ。結露したテントは非常に入れにくいです。
外付けの場合防水性はあまり気にしておらず(個人的に)、"縦長ではないラウンド系"のスタッフバッグが使いやすいです。上記写真はOGAWAND「Round Stuff」。
\ シングルウォールテント /
\ ダブルウォールテント /
行動中"絶対使う"ものは外ポケットを活用して心理的にらくにする

ザックの形状にもよりますが、愛用のif you have「hug」は外ポケットが大きいので、"行動中絶対使う"ものはここに配置。
たとえば、行動食や水を汲むためのプラティパスなど。
荷物が重いとザック下す→担ぐが面倒になり、行動食を食べずに行動を続けがち。
立ち止まって山を楽しむため、体の負担を少なくするために荷物へのアクセスを容易にし、心理的にらくになるパッキングを心がけています。
行動をらくにするアイテム
■サコッシュ
■ウエストポーチ
■スマホポーチ
■ボトルホルダー
サコッシュやスマホポーチなど、オプションのアイテムで体の前面を利用するのもパッキング術のひとつ。
サイドポケットが使いづらく、背負った状態でボトルを取り出せない(戻せない)などの場合は、ボトルホルダーを使うだけで快適さは雲泥の差。
付け足しすぎるとごちゃごちゃしますが、左右のバランスを考慮しつつ、自分に合ったアイテムでカスタマイズを。
パッキングは繰り返すほど技術と精神が向上する
私は、毎日パッキングを繰り返すロングトレイルで鍛えられたと感じています。
ベストなパッキングができても、ギアの買い替えや軽量化でまた考え直して実践。パッキングに完成はなく、進化し続けるもの。そして、繰り返すほど上達すると思います。
技術面だけでなく、テント内からバシャーッと水を出すほどの結露があっても心が折れなくなったし(飯豊山)、"この程度の濡れならここに入れても大丈夫"というような感覚も磨かれているのではないかと。
"なんかやりづらい"という自分の感覚に従ってパッキングを追求するのは結構楽しいです。
まとめ
私のテント泊装備のパッキングのマイルールとコツを紹介しました。
\ 最低限のポイント(基本) /
①重いものは背中側
②使用頻度が高いものは上部
私の場合、最低限のポイント+ザックの4分割ルールを自分なりに守りつつ、マイルールに従ってパッキング。
\ パッキングのマイルール /
■スタッフバッグは最小限
■縦入れではなく"横に広げる"
■4分割+設営・撤収のしやすさを優先
■防水対策は中で行う
「めんどくさい」をできるかぎり省き、"素早い行動"ができるパッキングを心がけています。
また、外ポケットを活用して荷物へのアクセスのハードルを下げ、心理的にらくにすることで山を存分に楽しむ余裕をつくる。
自分にとってベストなパッキングが仕上がると、「テント泊って片付けが大変(面倒)」と思うこともないし、むしろ、積極的にテント泊をしたくなる。
パッキングは、安全登山に加えて山を楽しむために必要な技術のひとつだと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
\ 応援よろしくお願いします /





















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